暗闇の先に…(続)


脱衣所から出て部屋に入ろうとドアを開けると陸斗が着替えてる最中だった



「っ!ゴメン!!」



バタンと慌ててドアを閉めた



び…びっくりした!さっきから何なの?色んな意味で心臓に悪いよ



ドキドキと うるさい心臓を落ち着かせてるとドアが開いた


「何で入って来ねぇんだよ」



「う……だって…」



男のくせに、色っぽいから目のやりどころに困るんだって



口篭(ごも)っていると、フッと笑われる


「毎回ベッドで裸見てんだから平気だろ」



私の考えを読み取ってか、平然と言う陸斗



「そ、そんな事ない!」



真っ赤な顔で言うと、クククッと笑いながら頭をワシャワシャと撫でられる

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