MATSUのごくありふれた平凡な日々

「全くなんで、こんなに酒癖が悪いのばっかり」
「悪くないよ~」

松は水を一気に飲み干した。

「そうだ、出張申請書の書式、直したぞ」

暁に指を突き刺した。

「あ、みたいですね」

暁はしれっと答えた。

「だけど今時、相変わらず紙で印鑑だなんて。
 他の会社なんて、電子申請ですよ。
 うちの会社、規模が小さいんだから、そういうシステム、手軽に乗れると思うんだけどなあ」

ぬああにぃ。

松は歯噛みをした。

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