急募!ベリーの若様が花嫁を御所望です!
「『皆様には貴重なお時間を割いて、わざわざお越し頂きましたのに、大変お見苦しいものをお見せしてしまい、誠に申し訳ありません。
先程から…この三吉涼香さんが仰っておりますとおり…本日、池澤公平さんと結婚するお相手は、どうやら私、加納亜里砂ではなかったようです…。
私側からお招きさせて頂きました方々…また後日、改めて誠心誠意お詫びをさせていただきますので、今日のところは受付で、いただいてしまったご祝儀をお受け取りになられた上、お気をつけてご帰宅下さいませ』
私はそう言うと…マイクを置き…三吉さんの胸ぐらを掴んだまま呆然としている池澤の手をはたき落とし、泣きながら私を見る三吉さんの手に、自分が持っていたブーケと…先刻左手薬指に嵌めたばかりの結婚指輪を抜き取って、握らせました。
仕上げに、自分がつけていたティアラを彼女の頭に載せてあげた時…我にかえった池澤が、私のドレスに縋りついて『捨てないでくれ』と…。その池澤に縋りついて『捨てないで』と三吉さんが…。
振り払って退場しようとする私を追おうと焦った池澤が、慌てて雛壇から転げ落ち、どこかで打ったのか鼻血を吹き…白いドレスの裾が赤く染まり…。
本当に地獄絵図とはこういうことかと思いました…」
先程から…この三吉涼香さんが仰っておりますとおり…本日、池澤公平さんと結婚するお相手は、どうやら私、加納亜里砂ではなかったようです…。
私側からお招きさせて頂きました方々…また後日、改めて誠心誠意お詫びをさせていただきますので、今日のところは受付で、いただいてしまったご祝儀をお受け取りになられた上、お気をつけてご帰宅下さいませ』
私はそう言うと…マイクを置き…三吉さんの胸ぐらを掴んだまま呆然としている池澤の手をはたき落とし、泣きながら私を見る三吉さんの手に、自分が持っていたブーケと…先刻左手薬指に嵌めたばかりの結婚指輪を抜き取って、握らせました。
仕上げに、自分がつけていたティアラを彼女の頭に載せてあげた時…我にかえった池澤が、私のドレスに縋りついて『捨てないでくれ』と…。その池澤に縋りついて『捨てないで』と三吉さんが…。
振り払って退場しようとする私を追おうと焦った池澤が、慌てて雛壇から転げ落ち、どこかで打ったのか鼻血を吹き…白いドレスの裾が赤く染まり…。
本当に地獄絵図とはこういうことかと思いました…」