急募!ベリーの若様が花嫁を御所望です!
「お入りいただく前に、ボディチェックを受けて頂きます」

扉の前で山藤が無表情でそう言うと、亜里砂の体をペタペタ触り始めた。

(すごい厳戒態勢!そういえば、若様はヘリか防弾仕様の車で移動しているって噂あったわよね。昨夜は普通に歩いていたけど)

されるがままになっている亜里砂は、山藤がポケットから何かを取り出したのに気づいた。

「?」

山藤が取り出したのはメジャーで…なぜだかそれを亜里砂の体にあてて、テキパキと…そこら中の寸法をくるりくるりと測り始める…。

「え?」

スタイル抜群の山藤に両手を挙げるように促され、バストやウェストを測られたときには、なんとなく惨めな気持ちになった。

メジャーを指の一本一本にまでくるりと巻かれ、とうとう亜里砂は山藤に訊いた。

「このボディチェック…ここを訪れる皆さんに毎回されているのですか?」

「そうです…」

メモに何やら書き込んでいた山藤が、表情を変えずに言う。

「足のサイズを教えて下さい」

「23.5センチ…ですが…」

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