結絵と蓮のハロウィンの過ごし方〈番外編〉
 すると、俺達は見つめ合った。


 でも、結絵は限界なのか、顔を赤くしながら必死に眺めてくる。


 その必死さは、笑えるが、愛らし過ぎて仕方がなくてしょうがない。語彙力が低下するほどだ。

 俺は、スッと結絵を抱き寄せた。

 そして、赤ん坊をあやすように、優しく抱きしめて、ユラユラと揺れた。

「あ、赤ちゃん相手にしてるでしょ!?」

「いーじゃん。そこらへんの赤ん坊より、可愛いんだから」
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