この声で、キミに「好き」と伝えたい。
この感覚…。

…あのときと同じだ。


小学生の頃、帰り道に転んで両膝をケガして道端でうずくまっていたとき、あとからきた豹くんがあたしを見つけてくれた。

そして、あたしをおんぶして家まで送ってくれた。


あのときも、確か豹くんの背中……こんな風にあったかかったっけ。


バイクの後ろは怖いけど、豹くんに抱きついて背中に頬を寄せるのは、とても心地がよかった。
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