この声で、キミに「好き」と伝えたい。
『カナリヤ女子音楽高校の生徒』というだけで、それが一つのブランドになっている。



隣のコは、「どうしようかな〜?」と焦らしつつ、みんなの前で告白されて、満更でもない表情を浮かべていた。


しかし、頬が緩むそのコとは反対に、告白してきた男子生徒の顔が硬直する。

まるで、「やってしまった」とでも言いたそうに、口がポカンと空いていた。


「家が厳しいから、お付き合いとまではいかなくても、友達からなら――」
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