この声で、キミに「好き」と伝えたい。
家族とのやり取りだって、事務的な内容だけ。


それに、校門で待ち伏せして告白してきたのは、さっきの彼だけではない。


今までに、何度か同じようなことがあった。

でも、すべてその場でお断りをしている。


あたしは将来、ママみたいな立派なソプラノ歌手になるために歌のレッスンに集中したいから――。

『好き』とか、『付き合ってほしい』とか、…今はそういうのはいらない。
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