この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
だってママは、引き続き美歌のことで手一杯。


あたしという目の上のたんこぶがいなくなった美歌は、その実力を大いに発揮している。


数々のコンクールで優勝。

『雨宮千歌の妹』という肩書きではなく、『期待の新星、雨宮美歌』としてメディアの取材を受けるほど。


声が出なくなった今としては、メディアから忘れられたいあたしに対して、美歌はようやく自分にスポットライトが当てられたことで、さらに活躍が目立つようになった。
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