この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
小さな部屋だけど、どこにいたって豹くんの姿が見えるから、とっても気に入っている。


部屋には、電子ピアノもある。

これは、ホームに置いてあったものを持ってきた。


時間があるときには、豹くんがピアノを弾いて、あたしが歌う。


まるで、小学校の頃に戻ったかのように。


そんな些細なひと時が、あたしの幸せだ。



この歌声は、武器であった。

上へ上へ、のし上がるための。
< 894 / 898 >

この作品をシェア

pagetop