5年越しでも俺の気持ちは変わらない

❁ライバル宣言❁






「……んっ ねむ…」



朝目が覚めた私は部屋を見渡す。



あれ、ここどこだっけ…


あ、そうか。 私寮に来てたんだ。



そのことを理解したのと同時に昨日の記憶が蘇る。



そうだ、昨日ここに倫也がいたんだ。




再会してすぐの時は、変わり果ててしまった倫也とまた仲良くなれるのか不安だった。



でも昨日の優しい彼を思い出せばわかる。


きっとまた良い関係になれるって。




そうだ!

今日から倫也うちでご飯食べるんだ!


ふふっ 何作ろうかな

朝なのにもうわくわくしちゃう。






すぐに準備を済ませて教室へと向かう。



「おはよー桃」


教室には先にえりかが来ていた。


「おはよ!」


「どー? 寮生活は?」


初めての一人暮らしでどうなるだろうと私が呟いてたから心配してくれてるんだ!


どうせなら昨日のことも話したいしね、

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