独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
「ニッキー、彼女のことよ。この前電話で言っていた女の子って」
梨々香に言葉を遮られ、葵は動きを止めた。
ニッキーは「そうだったのか!」と言わんばかりに、葵を見て大きく頷いている。
「君が噂で聞いていた和菓子屋の娘だったんだね。近いうちに連絡しようとしてたんだ」
「……どういうことだ?」
ニッキーの言葉に、須和は眉間にシワを寄せた。
葵は英語が分からないため、ワケが分からずただ二人を見守っている。
「ああ、実はね。
シンガポールで建設中の『ベリーヒルズビレッジ』のテナントに、
流行りの和菓子を出店してみてはどうかと話が持ち上がっているんだ。
この前、羽柴社長にどこがいいかと聞いてみたら『天馬堂』がいいと聞いてね。
まぁ、正確には梨々香さんだけど」
ニッキーは、シンガポールではとても有名な富豪であり、実業家だ。
日本で建設が成功した複合タウン『ベリーヒルズビレッジ』に強い関心を持ち、
自分の国で建てると言い出し、動いている。
ちなみにこのプロジェクトには須和と羽柴が協力しているのだ。
それなのに、自分の知らないところでそんな会話が展開されていたとはーー。
須和は夢にも思っていなかった。
そして、ニッキーは言葉を続ける。
「しかもお父様が倒れて店を閉めてしまったそうだね。
こんなに素晴らしいものを作るのに本当にもったいない。
是非彼女にもう一度、店舗を構えてもらいたい。僕は全力で協力する」
「……」
さすがの須和もこの展開について行けなくて黙ってしまう。
そんな姿に、葵は強い不安を覚えた。
「どうしたんですか、柾さん。ニッキーさんはなんて……」
「あなたにもう一度お店をやって欲しいって言ってるわ。全て彼が費用を負担してくれるそうよ」
「えっ……どういうことですか?」
梨々香に言葉を遮られ、葵は動きを止めた。
ニッキーは「そうだったのか!」と言わんばかりに、葵を見て大きく頷いている。
「君が噂で聞いていた和菓子屋の娘だったんだね。近いうちに連絡しようとしてたんだ」
「……どういうことだ?」
ニッキーの言葉に、須和は眉間にシワを寄せた。
葵は英語が分からないため、ワケが分からずただ二人を見守っている。
「ああ、実はね。
シンガポールで建設中の『ベリーヒルズビレッジ』のテナントに、
流行りの和菓子を出店してみてはどうかと話が持ち上がっているんだ。
この前、羽柴社長にどこがいいかと聞いてみたら『天馬堂』がいいと聞いてね。
まぁ、正確には梨々香さんだけど」
ニッキーは、シンガポールではとても有名な富豪であり、実業家だ。
日本で建設が成功した複合タウン『ベリーヒルズビレッジ』に強い関心を持ち、
自分の国で建てると言い出し、動いている。
ちなみにこのプロジェクトには須和と羽柴が協力しているのだ。
それなのに、自分の知らないところでそんな会話が展開されていたとはーー。
須和は夢にも思っていなかった。
そして、ニッキーは言葉を続ける。
「しかもお父様が倒れて店を閉めてしまったそうだね。
こんなに素晴らしいものを作るのに本当にもったいない。
是非彼女にもう一度、店舗を構えてもらいたい。僕は全力で協力する」
「……」
さすがの須和もこの展開について行けなくて黙ってしまう。
そんな姿に、葵は強い不安を覚えた。
「どうしたんですか、柾さん。ニッキーさんはなんて……」
「あなたにもう一度お店をやって欲しいって言ってるわ。全て彼が費用を負担してくれるそうよ」
「えっ……どういうことですか?」