エリート脳外科医の溢れる愛妻渇望~独占欲全開で娶られました~
「お前はそんな話をして、俺を嫉妬心で狂わせたいのか」
次の瞬間、唇を塞がれて貪るような激しいキスをされる。どこで息をしたらいいのかわからなくて少し苦しい。
すると、ようやく唇を離してくれた貴利くんがじっと私を見下ろす。そんな彼に、さきほどのキスで乱れた呼吸を整えながらそっと尋ねてみた。
「もしかして、もう狂ってる?」
「ああ、かなりな。元彼のことなんて忘れるくらい千菜をめちゃくちゃにしてやりたい」
「それは、困るね……」
あははと思わずひきつった笑いがこぼれた。
ていうか、めちゃくちゃってなに? 私どうなるの? 自分の身体が心配になってきた。
初めてじゃないけど、できればお手柔らかにお願いしたい。けれど、そんな私の願いは儚くも崩れ去る。
「これから俺に抱かれるというのに、他の男の話を持ち出す千菜が悪い。責任はきちんととれ。一切手加減しないから」
「えっ……待っ」
待って。そう言おうとした私の唇はあっという間に貴利くんに塞がれてしまった。
「あ……んっ」
「千菜、愛してる」
それから貴利くんは私に何度も甘くて優しい言葉を囁いてくれたけど、その行為は少しも優しくなかった。
激しく続いた何度目かのあと、私は意識を失うように眠ってしまった。