死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-
『それでは、死りとりゲームを始めましょう!』
アナウンスはいつもと変わりがない。
異空間の教室にも慣れた。
でも、向かい合った祐希と頷き合った時、その目にいつもと違う色が浮かんでいるのが分かった。
私も同じだから、よく分かる。
緊張しているんだ。
この1回。
これさえクリアすれば、どちらかが退会できる。
そして次のゲームで、残された方がしりとりをクリアすれば終わる。
とにかく、この1回。
「よし、来い!」
祐希が突然、自分の頬を強く叩いた。
どうか、探しやすい文字が来ますように__。
『最初の文字は【り】からお願いします!』
まさかの【り】だ。
確かこれで3回目じゃないのか?
まるで、私たちのクリアを邪魔するように…。
けれど、祐希はすぐに教室を飛び出し、駆けていく。
向かった先は【技術室】だった。
もしかしたら【り】がまた来るかもしれない。
そんなことは想定内で、私たちは学校内を下調べしていた。
祐希があちこちを漁(あさ)っているのは、きっと目当てのものがあるんだ。
少しして、なにかを掴んで言った。
「両面テープ!」
『クリアです!』