14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

「お父さん」

 リビングに戻ってきた愛人に、竜夜が寄ってきた。

「どうした? 竜夜」

「ねぇ、誰か来ているの? 」
「ああ。父さんの会社の人だ。夕べ、熱出して倒れていたんだ。夜中にコンビニ行ったときに見つけて、連れて来たんだ」

「もしかしてその人って、とっても綺麗な女の人? 」
「え? 」

「だって僕夢に見たもん。お父さんが、綺麗な女の人を連れて来た夢をね」
「夢? 」

「ねぇ、僕にも会わせて」
「うん。熱が下がって元気になったらな」
「わぁーい。絶対だよ」

 竜夜が満面の笑みを浮かべた。
 その笑顔を見ると、愛人はホッとする。





 暫くして。
 竜夜は外で遊んでくると言って、レジデンスの中にある広場へ出かけた。


 その間に愛人は掃除をして、片付けをして洗濯をする。

 洗濯機はとても静かな全自動。

 リラが着替えた服も一緒に洗った愛人。



 洗濯機が出来上がるまで、掃除をする愛人。

 掃除機は勝手に動くル〇バ。
  このル〇バはとても優れていて、ベットの下など狭いところを感知してその部分には入って行かず、狭い部分はその空間に会わせてブラシのようなものが出てきて誇りやゴミをとってくれる。
  
 ル〇バを動かしながら、シンクを綺麗にしている愛人。

 いつもシンクを綺麗にしている愛人。
 毎日忙しくしていても、キッチンは綺麗になっている。
 部屋の掃除は休みの日にしかしっかりできないが、洗濯は毎日きっちりやっている。
 
 
 キッチンを綺麗にし終わる頃、洗濯が出来上がった。

 

 洗濯物はいつも玄関先の洋室に干している。
 東側の出窓があり、太陽の光も入るため布団も干せる。
 風通しよく、出窓の窓を開けて洗濯物を干している愛人。


 竜夜の洗濯物と自分の洗濯物を干してゆくと、リラの洗濯物も出てきて。
 
 着ていたブラウスを手にすると、見かけよりサイズが小さい事に気づいた。
 背の高いリラだがブラウスのサイズは9号。
 そしてスカートはウェストが58cm。
 ジャケットも9号。
 ブラウスの下に着ていたキャミソールもMサイズだった。

「…随分細いんだな…」

 ちょっと見惚れていた愛人は、大切そうにリラの洗濯物を干した。
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