14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
空を見上げてみる愛人。
高く広がる青空…。
しかし愛人の目にはぼんやりとしか映らない。
「あの…愛人さん。何か、考え込んでいるのですか? 」
「いや…別に何も…」
「ずっと感じているのですが。愛人さん、わざと人を遠ざけていますよね? 」
「そんなことはない。考えすぎだ」
シレっとしている愛人の横顔を、リラはじーっと見ていた。
ヒラヒラ…
黄色い蝶々が飛んできた。
だが、愛人は気づいていないようだ。
ちょうど、愛人の左側を蝶々がとんでいるからだろう。
「蝶々だ」
リラが嬉しそうに目で蝶々を追った。
愛人も右目で蝶々を見た。
「ん? 」
右目だけで見ている愛人を見て、リラは何かを感じ取った。
楽しそうに遊具で遊んでいる竜夜。
公園でのんびり過ごしている中。
「あら、副社長じゃないですか」
かん高い声で現れたのは、場違いな派手なワンピースを着ている茂代だった。
相変わらず派手な格好で、ハイヒール姿の茂代。
どこかのホステスのように見えて周りの人達も、一線引いている。
「こんな所でお会いできるなんて、すごく偶然ですね」
気分が悪くなりるくなるほどの作り笑顔で、茂代が話しかけてくる姿に、愛人は寒気を感じていた。
ギロっと茂代はリラを見た。
「あら笹野さん。なんで貴女が、ここにいるの? 」
威圧的な視線を向ける茂代に、リラはちょっと恐怖を感じた目をしている。
「副社長の秘書ってだけで、休みの日にも着きまとっているわけ? しかも、こんな近くに! 隣りに座っているなんて、どうゆう事? 」
サッと、リラを突き放して、茂代は愛人の隣に座った。
「副社長の隣りに座れるのは、私だけよ! 」
突き放されたリラは、芝生に突き落とされてしまい、驚いた目をして茂代を見ていた。