極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
「そういや澪音、パリにパティシエ留学、目指しているんだってね」
「なんで知ってるんですか!?」
「お師匠に聞いたからね」
器用に彼が、私へ向かってウィンクする。
「……こほん」
小さく咳払いした園原さんの、裕一郎さんを見る目は冷たい。
もしかして古渡さんの敵、とか思っているんだろうか。
「パリってやっぱり、全然違いますか?」
「んー、そうだな。
聞きたい?」
ふふっ、と小さく、まるではしゃぐ幼子を見るように彼が笑う。
「聞きたい!
聞きたいです!」
すっかりあの頃に戻っていた私は、子供のように彼へ話をねだっていた。
それからどれくらい、時間がたったのだろう。
「すっかり長居しちゃったね。
そろそろ帰るよ」
紅茶のカップをテーブルに戻し、裕一郎さんが腕時計を確認する。
裕一郎さんの話してくれる、パリの街の話も仕事の話も私には新鮮で、あっという間に時間がたっていた。
「なんで知ってるんですか!?」
「お師匠に聞いたからね」
器用に彼が、私へ向かってウィンクする。
「……こほん」
小さく咳払いした園原さんの、裕一郎さんを見る目は冷たい。
もしかして古渡さんの敵、とか思っているんだろうか。
「パリってやっぱり、全然違いますか?」
「んー、そうだな。
聞きたい?」
ふふっ、と小さく、まるではしゃぐ幼子を見るように彼が笑う。
「聞きたい!
聞きたいです!」
すっかりあの頃に戻っていた私は、子供のように彼へ話をねだっていた。
それからどれくらい、時間がたったのだろう。
「すっかり長居しちゃったね。
そろそろ帰るよ」
紅茶のカップをテーブルに戻し、裕一郎さんが腕時計を確認する。
裕一郎さんの話してくれる、パリの街の話も仕事の話も私には新鮮で、あっという間に時間がたっていた。