Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


そして文化祭当日…。

わたしは長い髪をうしろに綺麗にひっつめ、タキシードを着て給仕する。
わたしは2時間、妹尾くんと担当だ。
妹尾くんはもちろん女子役。

「ぷっ…なかなか似合ってるよ。」

長いふさふさのつけまつげと金髪のウイッグをつけた妹尾くんはなかなかの美女だ。

「そういう西口さんも俺惚れそう。」

妹尾くんがニヤついていうので2人で大爆笑した。

とりあえず、わたしたちは初日も2日目ものお昼間担当だ。一番客が多い時間帯らしい。

まぁ確かに多い。

せっせと給仕してたらまたたくまに時間が過ぎた。

最後のほうになって「いらっしゃいませ。」とテーブルのほうへ行くと、そこにいたのは隆哉だった。

「華菜?」

隆哉が不思議そうに覗き込んで、プッと笑った。

「似合ってんじゃん。」

「笑ってんじゃん。」

そしてプッとまた笑った。

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