Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
華菜と出会ってから…
母親を亡くしてずっと立ち直れなかった華菜を知ってるから…
人が死んだら、後悔しても元に戻らないってことも知ってるから…

だから、母親が生きてるだけでもいいのかもって思えるようになった。

「そう。」

「さくらの親父はさくらがそんなに思うくらいだからいい人だったんだろ?」

「うん。」

「いいじゃん。いい思い出残してくれてんだからさ。」

「そうだけど…」

「大切にしろよ。その思い出。」

「大切に?」

「ああ…」

お互いの身の上話してたら、駅について、満員電車にゆられて学校に着いた。

俺は、さくらを職員室に案内してはじめて、特進だったんだと知った。

「マジかよ。おまえ特進?」

「当たり前でしょ?」

何か文句あるのかという顔をしている。

ま、確かに頭よさそうな顔はしてるけど…。

「ま、ってことで。俺は行くんで。」


職員室を出て、クラス分けの張り紙を見に行く。

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