Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
『はい。』

さくらが出る。

『翔真です。』

さくらがぎょっとした顔をしてる。

俺がオートロックを解除したら、しばらくして翔真が入ってきた。

「よ!お二人さん。」

めずらしく、さくらも部屋に戻らずリビングにいた。

ふつうは誰かが来たら部屋にこもってしまうことが多かったけど。

「めずらしいね。さくらちゃん。」

翔真は今まで2回ほどウチに来たことがある。
華菜が女子と出かけるときとか、俺が呼んだら結構いつでも来てくれるのだ。

「別に…」

さくらはやっぱり…
家族以外のやつと接するときは表情がなくなる…。

なんか…もうちょっとな…
自分出してもいいのにな。

「なあ、翔真。カラオケいかねぇ?」

「あ、いいねぇ。ならさあ。さくらちゃんも行こうよ。」

翔真が言い出した。

「は?無理。」

やっぱりさくらは愛想なく無表情で返事する。

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