Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
試合がはじまった。
集中集中。

試合は試合。
それは綾川高校男子バスケ部として、インターハイ優勝を目指してきた以上、そこでは隆哉であろうが、応援する。

そして直登を見る。

プレーしてる直登が好きなのは一生懸命だからだ。
そこににごった心は全くない。

ほんとに心からバスケが好きで、一心不乱にバスケをやりたくてうまくなりたくて勝ちたくて、全力で走ってる直登がたまらなく好きなのだ。

わたしはこんなに好きなのに…
なのに資格はないんだろうか…
彼女としての…。

直登がシュートを決めた。

直登は喜びを体全体で表現したりはしない。
相手にも失礼だからと直登は言う。

だけど、顔をみればわかる。
今のシュートが難しい体制からで、すごく技術の高いシュートだったからめちゃくちゃうれしいって体がそう言ってる。

こんなに上達してる直登はほんとに毎日死ぬほど練習してるってことなのだ。

だから、そんな直登の力になりたい。
わたしは、直登ががんばってるのをサポートしたい。

それだけなのに…。

隆哉みたいになんでも天性でやってしまうんじゃなくて、努力でここまでなった人だから…。

そういう直登が…
わたしは大好きなんだよ。


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