Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
ペットボトルを2つもって走ってきたのは…

「隆哉…。」

「おつかれ。」

冷え冷えのスポドリを1つ手渡してくれた。

「ありがとう。いいのに…」

「マネージャーの仕事も疲れるだろ?たまには俺のももらっときな。」

隆哉がくれたスポドリは昔、わたしがよく飲んでいたものだった。

「選手じゃないんだし、こんな気遣いいらないよ。」

こっちが世話する側なのに…。

「ま、いいじゃん。帰ろ。」

そして駅のほうへ歩き始めた。

え…?

って方向同じだし、降りる駅同じだし、もう他に誰もいないし、一緒に帰ることになってもおかしくはないけど…。

仕方なく、着いていく。

「この間の返事。急がないからね。」

わたしの横をちょっと離れて歩いている隆哉は前を向いたままそう言った。


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