Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「またデートしようね。」

最後華菜を家まで送って言ったら、めちゃくちゃ笑顔で振り向いた。

「おう。」

華菜のこんなかわいい笑顔見れるなら何度でもしたい。

そう思いつつ…

それでもやっぱりバスケも好きなんだよな。2人とも。

そんなこと思ってたら、玄関に入ろうとしてた華菜がもう一度振り向いた。

「でも、バスケのほうがやっぱいいかも。」

そしてまた笑った。

「バスケしてる直登のほうが好き。」

そして、手をふりながら玄関に消えていった。



はは…
好きだって…

何度言われてもうれしいもんだ。
好きな女には…。


にやにやにやけてる俺を道行く人たちがじろじろみてそうで、ちょっと顔をひきしめて俺はほくほくしながら家に帰った。



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