Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
6.元カレときょうだいpart2
~西口華菜side~
順調な2学期の滑り出しだったと思う。
バスケも順調。
直登との恋も順調。
そして、はっきりと直登が好きだとつげたあとの隆哉のわたしに対する態度はあきらかにあのあとから変わった。
部活でほかに誰もいないときに「華菜」って呼び掛けてくることもなかったし、他のマネージャーと同じように接してくれていた。
バスケ部もインターハイ優勝のあとは隆哉を中心に、ウインターカップ優勝に向けて一丸となっていた。
「あ!さくらさん!」
部活に行く前、さくらさんを下駄箱付近で見かけた。
今日はめずらしく、直登が風邪を引いたようで、
『10年ぶりくらいに熱でてしんどい。休む。』
ってLINEが来ていた。
『病院行ってね。わたし部活あるからお見舞いいけないけど…。』
『なんとかする。』
って心もとない返事。
きっとLINE入れてるのもしんどいんだろう。
ほんとは見に行ってあげたいけど…
部活をほおりだすわけにはいかない。
順調な2学期の滑り出しだったと思う。
バスケも順調。
直登との恋も順調。
そして、はっきりと直登が好きだとつげたあとの隆哉のわたしに対する態度はあきらかにあのあとから変わった。
部活でほかに誰もいないときに「華菜」って呼び掛けてくることもなかったし、他のマネージャーと同じように接してくれていた。
バスケ部もインターハイ優勝のあとは隆哉を中心に、ウインターカップ優勝に向けて一丸となっていた。
「あ!さくらさん!」
部活に行く前、さくらさんを下駄箱付近で見かけた。
今日はめずらしく、直登が風邪を引いたようで、
『10年ぶりくらいに熱でてしんどい。休む。』
ってLINEが来ていた。
『病院行ってね。わたし部活あるからお見舞いいけないけど…。』
『なんとかする。』
って心もとない返事。
きっとLINE入れてるのもしんどいんだろう。
ほんとは見に行ってあげたいけど…
部活をほおりだすわけにはいかない。