Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


「華菜ちょっと様になってたよ。」

美弥がやってきたのはお父さんたちが遠征中だ。
ちなみに、その日に美弥を呼んで家でお泊り会もやった。
ま、一応お父さんの許可は得ている。

「しっかし、華菜の家はすっごいね。バスケの賞状やらカップやら盾が五万とある。」

「うん。まぁね。」

美弥にはついに、お父さんが西口先生だという話はした。
お兄ちゃんが、結構大学バスケで有名な西口光輝(にしぐちこうき)という選手で、おそらくプロ入りするだろうこと…

そして、わたし自身の話も…。

「けど、お兄ちゃんって京都の大学にいるのに、結構靴とか出しっぱなしなんだね。」

ドキッ…。
さすがに奥村くんが同居していることは口が裂けても言えない。

「うん。まぁお兄ちゃん大好きなんだ。わたしが…。だからいつ帰ってきてもいいようにしてるの。」

はは。苦しい言い訳…。

まぁお兄ちゃんが大好きなことはホントだけど…。

「まぁそりゃそうだよね。こんなイケメンでバスケできるおにいちゃんなら。自慢の兄ってとこよね。」

「まぁね。それよりさ。今度は美弥のバイト見に行くからね。覚悟しといて。」

「うん。まぁがんばってるとこ見てよ。」

「うん。」

わたしたちはとりとめもない話をしつつ、夜を明かした。

さすがに次の日はバイトも入れてなかったし、そのあと2人で映画に行って、今人気のアニメ作品を見て、パンケーキをたらふく食べて、夕方帰途についた。


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