Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


「お母さん。今日も無事バイト終わりました。今からご飯作るね。」

次の日バイトから帰って仏壇で手を合わせていたら、奥村くんが降りてくる音。

「華菜ー。」

「え?」

ひととおり手をあわせたあとだったので、顔をあげた。

「あ、悪りぃ。出直すよ。」

わたしがお仏壇の前に座ってるのに気づいて去ろうとした。

「いいよ。もう報告終わったから。何?」

「報告?」

「うん。お母さんにね。毎日帰ったら1日の報告するの。わたしの日課。」

「そうなんだ…」

奥村くんがポリッと頭をかいた。

「ごめんって。言おうと思ってよ。昨日言いすぎた。」

「え?」

奥村くんが謝ってきたことにちょっと驚いた。

< 37 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop