Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
そんなこと言われたの初めてだった…

みんななんでやめるのか…
こんなセンスあるのにそんなことくらいでやめるな…

そればっか…

「まあ…深く考えすぎんな。運命ってやつだよ。」

そしてニッて笑った。

「って言ってもさ…母親のいねぇ俺がこんなこと言っても説得力ないか…」

そういえば奥村くんのお母さんはなぜいないのだろう?

「奥村くんのお母さんって…」

「あー俺の母親?」

と、突然口調がキツくなった。

「俺が小5んとき離婚したよ。そっから一回も会ったこともねぇ。」

お母さんのことキライなんだ…と思った。

「小さい頃からロクに家にいなかったから顔ももう忘れちまったよ。」

ぶっきらぼうに言うとわたしを見た。

「だから羨ましい。母さんのことでこんなふうに真剣に悩める奴がさ。」

「奥村くん…」

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