先輩彼氏
「瑠花あ!!」
まんべんの笑みで瑠花に話し掛けた。

「どうした??ってか何その笑顔。何か良いことでもあった??」

「あのね、今日の放課後陣先輩から呼び出されたんだ!!」

「……まぢ!?」

さすがに瑠花でもその言葉を理解するまで、少し時間が掛かったようだった。

「ちょ〜まぢ!!陣先輩から呼び出されたのは嬉しいけど、何の話だろ…??」

「愛…それまぢで言ってんの??」

……

「ぅ…ん。なんで??」

瑠花が言ってる事の意味がわからなかった。

「呼び出し=告白でしょうが!!」

「っん…っえ」

今度は、私が瑠花の言葉を理解するのに、少し時間が掛かった。
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