無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
──遡ること5分前。
帰宅後、リビングのソファにて。
わたしと李々斗は隣り合わせでソファに座りながらテレビを見ていた。
見ていた、と言っても李々斗は無音防止のためにテレビをつけているだけだから、実際はスマホの画面を見ていただけだけど。
課題も今日はあまり出てなかったから、寝る前の10分で終わるだろうし後でやろうって決めていて。
スマホをいじる李々斗に「りりママおそいね」って、そう話しかけたタイミングで李々斗のお母さんから電話がかかってきたのだ。
《仕事がちょっと立て込んでて、帰り遅くなりそうなの。ご飯つくれそうにないから出前か外食で済ませてもらえるかな?ごめんねふたりとも…》
「わかった。かあさんも、ご飯ちゃんと食えよ」
《やぁだりり君!優しいこと言うじゃん!?あ、楓莉ちゃんにうっかりてっきり手出すのはまだダメよ?》
「出さねーよ」
《そうよぉ、まだね》
「……切るわ」