キミだけのヒーロー
あとがき
まずは……

すみませんっ、すみませんっ。

(わたしって、よくあとがきで謝ってるなぁ…)


みなさんの言いたいこと、よーくわかります。


“キタガワサユリ”が
“キリノノリコ”に見えたというのは無理があるだろうと。


ですよねぇ……ははは。(と笑ってごまかす)




さて。


いやぁ……なんというか。

懐かしかったです。


この物語は、以前のサイトで「スケッチブック」を完結させてから2週間後に書き始めました。

2007年7月のことです。


きっかけはある読者さんからの一言でした。


「ケンちゃんが一番好きです」って言ってくれた方がいたんですよ。


わたしはね。

「スケブ」の4人の男の子達の中では、なんとなくだけどケンジが一番人気ないだろうなぁ…って思ってたんですよ。

最後の方でほとんど見せ場がなかったから。


それでも、彼も本編ではちぃちゃんのよき相談相手であり保護者(笑)として、重要な役割を担ってくれてました。

そんな彼に注目してくれた方がいたことがすごくうれしかったんですよ。


それなら…と、ケンジの物語を書くことを決めたのでした。


まっすぐで、お調子者で、心が温かくて…ちょっと泣き虫なケンジ。

こんな男の子ってどうなんでしょうね?

ケータイ小説界のヒーローとしてはあまりいないタイプかもしれませんね。


そんな彼を主人公にしたわたしはちょっとひねくれ者かもしれませんが…


読み終わった後に、「ケンちゃん、最高!!」って言わせてみせる!!

そう思いながら書いていたことを、今になって思い出しました。


今回、この物語を野いちごに移転するにあたり、再度読み返してみて……

やっぱケンちゃん最高!!

って思った親ばか作者です。笑


いや、マジでわたしは彼をオススメします。

つきあうなら、こういう子が良いと思いますよ?

絶対楽しませてくれるはず。



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