私は彼とあくまでも友達になりたい
福井くんの腹がゴールテープを切った。
運営委員の人が札を確認して、札のお題をマイク越しに述べる。
「今の、一位のお題。す、『好きな人』でした!」
その運営委員の人の言葉を聞き、辺りから、わぁ、と歓声が上がる。
私は、驚きのあまり声が出ない。
「こーくはく!こーくはく!」
どこかから、そんなコールが始まり、それが蔓延していく。
空気を読んだ運営委員さんが、福井くんにマイクを差し出す。
え!え!?
「俺の気持ち変わってないから。
だから、もう一度告白させてくれ。
やっぱり俺、西窪のこと好きだ。付き合ってくれないか?」
マイク越しに福井くんが言った。
辺りからまた歓声が上がる。
ど、どうしよう。
福井くんの本気度が伝わって来たことと、周りの目があることが、私の脳味噌をぐるぐるさせた。
運営委員の人が札を確認して、札のお題をマイク越しに述べる。
「今の、一位のお題。す、『好きな人』でした!」
その運営委員の人の言葉を聞き、辺りから、わぁ、と歓声が上がる。
私は、驚きのあまり声が出ない。
「こーくはく!こーくはく!」
どこかから、そんなコールが始まり、それが蔓延していく。
空気を読んだ運営委員さんが、福井くんにマイクを差し出す。
え!え!?
「俺の気持ち変わってないから。
だから、もう一度告白させてくれ。
やっぱり俺、西窪のこと好きだ。付き合ってくれないか?」
マイク越しに福井くんが言った。
辺りからまた歓声が上がる。
ど、どうしよう。
福井くんの本気度が伝わって来たことと、周りの目があることが、私の脳味噌をぐるぐるさせた。