私は彼とあくまでも友達になりたい
呼び出し
あの後は、彰人くんは部活に行って、私は家に帰った。
帰ってから、今回の件は色んな人に色んな迷惑をかけたから、お礼と謝罪のメッセージを送っておいた。
福井くんの連絡先は持ってないから、直接言ったが。

そのあと少しは、平和な毎日を過ごしていたのだが…。
ある12月初めの朝、教室のドアを開けた、その瞬間、女子の群れが私に向かって一気に押し寄せた。

「ねぇ!弥生くんと付き合ってるってほんとなの!?」

同じクラスの子が言った。

「え、えぇ!!」

な、なな、何でバレてるの!?
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