子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
柊也さんには、本当に気遣われている。
夜の生活も「初期はダメって言われたぞ」なんて言って、ただ抱きしめて寝るだけ。

それはすごく心地良いんだけど……この抱擁の意味がよくわからなくて、困惑しているのも事実。

日常生活でも、家事は私の仕事なのに、気付けば手伝ってくれてる。それに、「体は大丈夫か?」なんて、ちょこちょこ声をかけられる。

なんだか本当の夫婦みたい、なんて思って慌てて頭を振ったのも、一度や二度じゃない。

私は、彼を本当の夫にも父親にもしない。
そして、柊也さん自身もそうなるつもりがない。

だって、もともとそう言う契約で成立した関係だから。

ちゃんと弁えてるって、常に思うようにしてる。
まるで、勘違いしないように、自分に言い聞かせるように。





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