子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
笑いながらそう言ったかと思えば、急に耳元に顔を近付けてくるからドキリとする。

「本当は毎日でもヤリたいぐらい、紬のことを愛してる」

ボボっと顔が真っ赤になったのがわかる。
バッと耳元を押さえて、ジロリと睨んだ。

「な、な、な……」

口をパクパクさせる私に、さらに迫ってくる柊也さん。

「なあ。もう一回、聞かせろよ。紬の気持ちをさあ」

もう一回って……

「俺達、夫婦だろ?」

そうだけど。
でもそれは、契約上のことで……

「まさか、まだ契約だとか思ってないよな?
俺だって、不安になるんだぞ。紬の心がどこにあるのかって」

ずるい。
俺様でエロ大魔王のくせに、そんな弱気なところを見せるなんて。

「俺、モテるから。独身にされたら、どっか飛んでくぞ」

それはだめ!!
思わず腕をガシッと掴んでいた。

その瞬間、俺様エロ大魔王が、それはもう綺麗ににっこりと微笑んだ。


あっ、詰んだ……


「私も……柊也さんが大好き。愛してる」

「やっと言ったな。紬が不安を感じる暇もないぐらい、愛し尽くしてやる」

そう言って、そっと私のお腹に手を当てた。

「ちび助共々な」








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