死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?
☆☆☆

それからあたしと玲子は教室へ戻ってきていた。


「玲子、体調は大丈夫なの?」


心配して声をかけてきたのはクラスメートのエリカだった。


エリカはオカルト研究部という怪しい部活を1年生の時に立ちあげて、ずっと部長を務めている。


といっても、オカルト研究部の部員はエリカを入れて2人しかいないらしい。


学校側としては部活認定しておらず、エリカが勝手に活動しているだけらしい。


「うん。もうすっかり良くなったよ。心配かけてごめんね」


「それならよかった。急に倒れるから、幽霊にとりつかれたのかと思ったよ」


心底安心したように言うエリカに、梓と玲子は目を見かわせた。


当たらずとも遠からずだ。


「幽霊に取りつかれたら気絶するの?」


玲子が興味深そうに聞いている。


「人とか、霊の種類によると思う。あまりに強い霊だと気絶したまま体を乗っ取られることがあるんだって!」


エリカは目を輝かせて力説している。
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