可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。
『……どっちに行ったか分かるかな?』

 ……無心と守りたくなった。

 ……にしても、この数分で泣くぐらいまでいじめたとは……。

『えっ?あ、あの、そんな全然構わなくてもいいですよっ……?』

『ダーメ、可愛い女の子が泣いてたのに放って置ける訳ないでしょ?』

『かっ!?可愛い……!?』

 ブヮァッと顔を赤くした彼女が可愛くて仕方がなかった。

『ところで君、名前は?』

『こっ小河結乃ですっ!』

 小河結乃……なんか小動物みたいだなっ。

 可愛い……。
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