可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。
 大丈夫じゃない事は分かっていたけれど、一応大丈夫か聞いてみる。

 と思うと、聞いている間に鈴くんは倒れ、私に寄りかかってきた。

「わっ、鈴くん、あ、熱いよ!戻ろう?」

「う、ん……」

 そのまま鈴くんを鈴くんの部屋に連れ戻し、再び熱を測る。

「ふぇっ!?り、鈴くん!9度8分だよ!」

「はぁ……はぁ……」

 息切れしてる……大丈夫かな……?

「い、今新しい氷枕を持ってくるね!」

「まって……いか……ない……で」
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