アオハルの続きは、大人のキスから
「久遠さんがホテルのGMとして立派に働いていて、その上、繋がりが強い親戚が名家。なにもない私が近づいていいのかなって不安でした。でも、私には頑張ることしかなくて……でも、それだけで久遠さんに追いつけるのかなって」
「小鈴」
「頑張ろうって決めていたんです。だって、久遠さんともう二度と離れたくないから」
目を瞑ると、ハラハラと涙が零れ落ちる。だが、拭くこともせず久遠に気持ちをぶつけた。
「私、久遠さんみたいに強くて優しい人になりたいです」
肩を震わせ泣きじゃくる小鈴を、久遠はその広い腕の中へと導いてくる。
「お前を選んだ俺はさすがだと自画自賛できるけど、俺はそんなに強くないぞ? お前がいなくなったとき、なにも手につかなかったぐらいだからな」
「え?」
まさか、と驚いて彼を見上げると、困ったように眉を下げていた。