極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
相手が他の男性と付き合うことになっても笑顔で別れたっけ。
そんなことを思い出していたら、ズボンのポケットに入れておいた俺のスマホが鳴った。
取り出して画面を見ると、滝川からの着信。
スマホを指で操作して電話に出る。
「昨日はあれからどうなった?」
単刀直入に聞くと、彼は真面目な声で報告する。
『社長のところに課長を連れて行って、藤原さんを襲った事実を伝えた。佐藤課長は処遇が決まるまで自宅待機になったよ。それで、今日役員集めて会議ってことになったんだけど、社長が北條と俺に出席してほしいって』
多分、そこで課長の処遇を決めるのだろう。
「わかった。予定する」
そう返事をして切ろうとしたら、滝川はまだ話を続けた。
『それと、課長はもう一個やらかしててさあ。北條は自分のパソコンまだ見てないから知らないだろうけど、うちの朝井が調べたところによると、昨日の夜、北條のパスワード使って新車の開発データをコピーしたらしい』
「まんまと罠にかかったわけか」
そんなことを思い出していたら、ズボンのポケットに入れておいた俺のスマホが鳴った。
取り出して画面を見ると、滝川からの着信。
スマホを指で操作して電話に出る。
「昨日はあれからどうなった?」
単刀直入に聞くと、彼は真面目な声で報告する。
『社長のところに課長を連れて行って、藤原さんを襲った事実を伝えた。佐藤課長は処遇が決まるまで自宅待機になったよ。それで、今日役員集めて会議ってことになったんだけど、社長が北條と俺に出席してほしいって』
多分、そこで課長の処遇を決めるのだろう。
「わかった。予定する」
そう返事をして切ろうとしたら、滝川はまだ話を続けた。
『それと、課長はもう一個やらかしててさあ。北條は自分のパソコンまだ見てないから知らないだろうけど、うちの朝井が調べたところによると、昨日の夜、北條のパスワード使って新車の開発データをコピーしたらしい』
「まんまと罠にかかったわけか」