リナリアの棘
『...うん、もう良いよ』

君が必要だって、
ようやく気付いた時には

もう遅かった

既読のつかない君とのメッセージ 
何日経ったって返信は来ない
 
(もう嫌だ...)

心の何処かで私は信じていた

君から返信がすぐに来る
貴方が必要だと伝えてくれるはずだって
 
そうだと思っていたのに...

でも、

"君から返信が来る事はなかった"

この時の私は
心が枯れ果てていただろう...


君、玄人とは心友だった

親友でなく心友であるのは、
お互いの心が通じあっていたから

周囲からも認められる程の仲の良さで
演劇では夫婦役を頼まれた事もあった

今ではもう.......
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