この溺愛には理由がある!?
「梨奈ー!もう時間!」

「分かったって」

結羽さんの声に、苦笑を含んだ梨奈さんの声がかぶさる。

やがて、準備が終わったようで梨奈さんがこちらへ近づいて来る。

「さて。瑠依くんおまたせ。いこっか」

読んでいた「こころ」に栞を挟む。

梨奈さんより早く準備が終わった日は、待っている時間に本を読む。

いつか梨奈さんに教えてもらった時間の潰し方は僕がはじめ思っていたよりも、役に立つらしい。

今ではすっかり日課の1つだ。
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