呪イノ少女、鬼ノ少女
大和と一通り話終えてから、澪は伏し目がちに茜を見た。
それで何を言いたいのか、茜にも分かったらしい。
彼女は困ったようにこめかみを掻いて、口を開いた。
「やっぱり…聞きたい?」
コクリと、頷く。
茜は、仕方ないかと、溜め息を付いて話し始めた。
「あれは『鬼』よ」
「鬼……ですか?」
「そうよ。人に仇なす人ならざる存在。…理解できる?」
普通なら、信じられる話ではなかった。
今時『鬼』だなんてそんなお伽話を、誰が信じるというのか?
そんなもの幼児でも信じないし、怖がらない。
きっといつもの澪なら、そんなもの迷信と笑った事だろう。
だが、澪には信じる以外に無かった。
あの『鬼』に触れられた澪には、アレが『普通』ではないということが身に鎖のように重く巻き付いていたから。
「本当はね…こんなことになるはずじゃなかった」
「あんなモノが…出てくるなんて、私達も予想外だったんです」
茜も雛子も、苦々しげに顔を歪ませる。
「あれは、かつての珠祭の『当主』が封じた鬼なんです」
「それって…」
昔話と同じだ…。
澪が悟ったのが分かったのだろう、雛子は頷いて言葉を続ける。
「そう、あの伝承は事実…この村に起こった事」
それで何を言いたいのか、茜にも分かったらしい。
彼女は困ったようにこめかみを掻いて、口を開いた。
「やっぱり…聞きたい?」
コクリと、頷く。
茜は、仕方ないかと、溜め息を付いて話し始めた。
「あれは『鬼』よ」
「鬼……ですか?」
「そうよ。人に仇なす人ならざる存在。…理解できる?」
普通なら、信じられる話ではなかった。
今時『鬼』だなんてそんなお伽話を、誰が信じるというのか?
そんなもの幼児でも信じないし、怖がらない。
きっといつもの澪なら、そんなもの迷信と笑った事だろう。
だが、澪には信じる以外に無かった。
あの『鬼』に触れられた澪には、アレが『普通』ではないということが身に鎖のように重く巻き付いていたから。
「本当はね…こんなことになるはずじゃなかった」
「あんなモノが…出てくるなんて、私達も予想外だったんです」
茜も雛子も、苦々しげに顔を歪ませる。
「あれは、かつての珠祭の『当主』が封じた鬼なんです」
「それって…」
昔話と同じだ…。
澪が悟ったのが分かったのだろう、雛子は頷いて言葉を続ける。
「そう、あの伝承は事実…この村に起こった事」