もうこれ以上、許さない
母親に言われるまま、大学に入り。
将来に何のビジョンもなく、コースを決めかねてたあたしだけど…

子供福祉コース、いいかも。

それは保育士や幼稚園教諭を目指すコースで…
そう、空人くんと遊んだのが楽しくて興味が湧いていた。


そしてオリエンテーションが終わると。
あたしは胸を弾ませながら、正門に急いだ。

なぜなら…

「あっ、月奈ちゃんおつかれ〜!」
そこには、ブンブンと手を振る風人くんの姿。

「おつかれっ。
相変わらず元気いいね」

「そりゃあ、月奈ちゃんに会えたからっ?」

「うわ、さすが営業マン」

「なんでぇ!
この目が営業トークに見えるっ?」

「見える見えるっ」

「どこがよっ、よく見てみっ?」

うわ!近い近いっ…

「ヤだよっ、押し売り〜」
恥ずかしくてそこから逃げると。

「ああっ、逃げる事ないじゃん!
言っとくけど俺、今日から狙った獲物は逃がさないよっ?」

「じゃあ、捕まったらジュース1本おごってあげるよ」

と、風人くんの車を挟んで攻防戦。
すると…


「えっ…なんでっ?」

声の先には、大きな目をさらに大きくした玉城さんの姿。
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