もうこれ以上、許さない
俺は落下事故から2年前のあの日を、ずっと後悔してた。
別に勝てるケンカだったのに、なぜか芽衣が突然飛び込んできて。
俺は自分のケリが芽衣に当たらないようにするのに必死で、相手のケリが芽衣に当たるのを防げなかった。
だから、それさえなかったらと…
その過去を消してしまいたかったし。
月奈と付き合ってからは、数えきれないくらいそう思ってきた。
きっと…
そんな消したい過去だったから、思い出すのが怖かったんだろう。
その過去のせいで、月奈をどれだけ犠牲にしてきた事か…
だから今度こそ。
月奈のためなら、なんだって犠牲にしてやるって…
記憶がなくても、そう思えたんだろう。
でも俺だって…
当たり前だけど、好きで犠牲にしてたわけじゃない。
俺は俺なりに、月奈を守ってるつもりだった。
月奈と付き合い始めた事を芽衣に報告した時。
2人が通ってる大学で、俺は芽衣の彼氏って事になってたから…
そのままにしてほしいと頼まれた。
さらに…
「樋口さんが私の彼を奪ったって、悪いイメージを持たれるかもしれない」
そう言われて。
なんだか、言う通りにしないと月奈を悪者にするって脅しに聞こえた俺は、すんなりOKした。
別に勝てるケンカだったのに、なぜか芽衣が突然飛び込んできて。
俺は自分のケリが芽衣に当たらないようにするのに必死で、相手のケリが芽衣に当たるのを防げなかった。
だから、それさえなかったらと…
その過去を消してしまいたかったし。
月奈と付き合ってからは、数えきれないくらいそう思ってきた。
きっと…
そんな消したい過去だったから、思い出すのが怖かったんだろう。
その過去のせいで、月奈をどれだけ犠牲にしてきた事か…
だから今度こそ。
月奈のためなら、なんだって犠牲にしてやるって…
記憶がなくても、そう思えたんだろう。
でも俺だって…
当たり前だけど、好きで犠牲にしてたわけじゃない。
俺は俺なりに、月奈を守ってるつもりだった。
月奈と付き合い始めた事を芽衣に報告した時。
2人が通ってる大学で、俺は芽衣の彼氏って事になってたから…
そのままにしてほしいと頼まれた。
さらに…
「樋口さんが私の彼を奪ったって、悪いイメージを持たれるかもしれない」
そう言われて。
なんだか、言う通りにしないと月奈を悪者にするって脅しに聞こえた俺は、すんなりOKした。