やっぱり好き!!
陵がリボンでラッピングされた箱を出し、渡してくれた。中に入っていたのはリボンをモチーフにした可愛らしいネックレス。嬉しくて、あたしの目に涙が浮かぶ。よかった、忘れられてなかったんだ……。

「つけてあげる」

陵がそう言ってくれたので、あたしはネックレスを渡す。陵に優しく触れられながらネックレスをつけてもらい、あたしはニコリと笑った。

「ありがと。本当にびっくりした」

「ごめんね。サプライズっぽくしたくて」

陵はニコニコと笑いながら言う。ちょっと意地悪してやろうかな。あんなに不安にさせられたんだし。

「好き!!」

あたしはそう言った後、陵に自分からキスをする。

夕日に照らされているせいか、二人の顔は真っ赤だった。




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