涙色の空の下、君のそばでずっと。



しばらく待っていた。




________おかしい。





現在時刻は5時30分。

約束の時間を過ぎている。




まさか…と思うが先輩が忘れるはずなんてない。





周囲はさっきよりも賑わっており、カップルでごった返していた。




もう少し…待ってみよう…





と待っていたが、それでもまだ来ない。




日はもう既に暮れており、目の前のクリスマスツリーがライトアップされた。

現在午後6時10分。

その時、頬に何かがかすめる


隣にいた女の子が、


「あっ!雪だ!」


と空を指さし、はしゃいでいた。



そこではっと思い出した。




「傘…持ってくるの忘れちゃった…」


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