涙色の空の下、君のそばでずっと。
しばらくその場で泣いたあと、ようやく足が動き、ゆっくりと立った。




役立たず…。

なんでさっき動いてくれなかったのよ…。



そしてその足で公園へと向かった。




公園は人気が全くなくて、薄暗かった。


たった一つの街灯だけが公園を照らしていた。



ベンチは雪で濡れていたが、お構い無しに座った。




『別れよ』




見たことも無い表情で



冷たく言い放った先輩。





頭の中で何度もリピートする。




悲しくて悲しくて、唇を噛み締めた。




強く噛み締めすぎて、血が滲み出す。





口の中が鉄の味で広がる。








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