涙色の空の下、君のそばでずっと。
「かず…」

「ちょっそんなところで何してるんだよ!先輩は!?」

コンビニに行った帰りなのか、


手に提げていたコンビニ袋を地面に落とし、


走って駆け寄ってくる。


もう一度


「先輩は?」



と聞いてくる。



「……」



何も答えず、下を向く私に、



「ほらよ、手、真っ赤じゃん」



と付けていた手袋を外し、渡してくれた。



私はそこで、安心したのか、



ぶわっと涙がいっきに溢れ出てきた。

< 31 / 57 >

この作品をシェア

pagetop