【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「そうか……、めまぐるしい日々だったんだな」

最近の話を洗いざらい聞いてもらうと、おじいちゃんは静かにそう呟いた。

「莉帆ちゃんは今後もこのまま、彼と今の関係を続けていきたいのか?」

率直に核心を突かれ、私は目を伏せる。

実はそれについて、ここ数日ずっと思い悩んでいたのだ。

「……続けていくのは、無理だと思います。私がつらいのを我慢すればいいなんて、そんな単純なことじゃありませんでした。私がいっちゃんのそばにいることそのものが、もう罪だったんです。先日いっちゃんは泉に、自分をパパと呼ばせようとしました。もう泉の父親が誰か言わなければいいというだけの問題じゃなくなっています。それなのに私はいっちゃんを頼り、さらに深入りさせてしまった……。私は無意識のうちに、いっちゃんの未来を奪おうとしていたんです」

私は苦しい胸の内を吐露した。

そんな当たり前のことに気づくのが遅くて、私はもう少しで取り返しのつかない事態を引き起こすところだった。

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