【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「父さんはなんの話をしているんだよ……?」

いよいよ焦れたいっちゃんは、旦那さまを問い詰め、一心に見据えた。

旦那さまはゆっくりと口を開き、静かに真実を告げる。

「泉くんは樹と莉帆ちゃんの子だ」

その瞬間、時が止まったように、いっちゃんは目を見開いたまま硬直した。

とうとういっちゃんが知ってしまった。

「泉くんが俺の子……?」

いっちゃんは呆然と呟きながら泉を見下ろした。

「そうだ。二年前、莉帆ちゃんがおまえの子を妊娠していると知った私は、犀川家のためにそれを隠し通そうとした」

「父さんが莉帆に命じたのか……?」

声をわななかせたいっちゃんに、私は慌てて説明をする。

「違うよ。私がひとりで産んで育てるって決めたの。旦那さまはそんな私をずっと支えてくれていたんだよ」

「どうして今まで俺に黙ってたんだ?」

いっちゃんのまっすぐな瞳が私を射貫いた。唇を強く引き結んだ私の代わりに、旦那さまが答える。

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